脳にはもともと、夜はネガティブな考えが浮かんでくる傾向がある。
学ぶというインプットがない経営者は、何一つトレーニングをせずに競技に臨むアスリートのようなものだ。
経営者自身が忙しいと考える余裕がなくなる。
すると全ての経営戦略は対症療法になり、その場しのぎの効果がない手を、次々に打ち続けねばならない
というマイナスのスパイラルに陥るのだ。
成功するために一番重要な資質は、自制心である
たまに、クレームをつけるお客様がある。このようなお客様こそ、本当にありがたいお客様である。
「お前の会社は、そんなことをしていたらつぶれるぞ」という警告を発してくれる人だからである。・・・
ときどき社内を見回っては、社員の仕事ぶりを見ている。一生懸命に働いている社長の目から見ると
、欠点ばかり目に映る。これを社長は我慢できない。そして小言をいう。
来る日も来る日も、これを繰り返している。
そして、それが社長として最も大切な仕事と思い込んでしまう。
お客様のことなど「遠い他国のことだ」と言わんばかりである。
いい会社とか悪い会社とかはない。あるのは、いい社長と悪い社長である。
社長の決定で最も難しいのは、「捨て去る」という決定である。
社長が自らの未来像を明示せずに、社員はどうして自らの未来を考えることができるのか。
社員の最大の不安がここにあるのだ。
自分の長所と社員の短所を比べるのをやめれば、結構うまく回るようになる。