足もとのゴミひとつ拾えない人間にいったい何ができよう。
経営は人間洞察力
どんなことにぶつかっても「なあに、このくらいのこと」というように
終始考えろということを言われたが、先生の「なあに」精神は今でも
ハッキリ頭に残っている。
保険制度とは社会が抱えるリスクを皆の力でできるだけ均等に負担する
仕組みである。拠出については社会を構成するすべての人が負担し、
給付は、たまたまハンディキャップを負った人に対してなされるという強制
保険の社会的設計に、民主主義において異存があるわけはない。
行事のあるたびに社員はこの社歌を斉唱するが、私自身は感情が
こみ上げてきて歌えない。
最後の非常識は、顧客の思い切った絞り込みである。
同社では「食べざかりを抱えた家庭の主婦」をメーン顧客とし、24時間
営業をしたくなるスーパーマーケットという業態において午後6時閉店を
実行している。
「雇ってやっている」などという考えは、今すぐ改めねば
社員にも社会にも見捨てられるでしょう。
長い間取引していたお客はもちろん、数回取引したお客や
数回来店したお客が他社や他店に行ってしまう原因で最も
ウエイトが高いのが、「お客に不便をかけたり、二度手間をかけている」
からだということは意外に見落とされています。
すべての悩みは「比較」から生まれる