自分にとってある意味、メンターとなりつつある「致知」
12月号の特集タイトルは「自らに勝つものは強し」
ニチイ創業者の妻、西端春枝さんと石川洋さんの対談や亡くなって一年が過ぎたP・Fドラッガーの日本の分身と言われる上田惇生氏と
一橋大学名誉教授の野中郁次郎氏の対談記事は本当に読み応えがあった。
ニチイ創業者の西端行雄氏と春枝夫妻は夫婦で行商をスタート、苦労を重ねた4年後に一坪半の衣料品店「ハトヤ」をオープンした。
それから13年後に㈱ニチイ設立、その11年後株式上場を期に春枝氏は退職した。
行雄氏の商人道を目覚めさせたのは昭和29年「商業界」のゼミナールに出席したのがきっかけ。
ほらを吹いたりごまかしたりしないと商売はやっていけないのかと悩んでいたときに主幹 倉本長治先生から「商売は仏道に通じる」
「店が小さいのが恥ずかしいのではない。商人の哲学を知らないで物を売るのが恥ずかしいのだ」という話を聞いていたく感激、泣きながら椅子から落ちたと
奥さんに話されたらしい。それからいっぺんに人が変り、商人も人間として学ばねばならないことを知ったとのこと。
今年、参加しようと思ったが結局できなかった「商業界」ゼミナール、講演者の中に友人の兄がいたのを憶えている。
来年こそ必ず参加しようと思う。
戦略の本質とは未来の創造力
未来はどんなに分析してもわからない、唯一分かることは世のため人のために何をやりたいかということ。
六本木ヒルズを象徴とした企業家の派手な振る舞いを成功とするようなTVや雑誌に惑わされてはいけない。
経営者は世の中に借りがある、そして文明をつくる誉れ高き職業でもある。
上田氏と野中氏の対談記事より。
読むべき書籍などこの致知から得ることが多い。
毎月1,020円でこれだけのことが学べる雑誌は今のところ他には知らない。商売人だけでなくすべての方にオススメです。
12月号の138ページに自分の名前を見つけ、ちょっとうれしかった^^
明後日はこの基調講演に参加してきます。