拒否権を保有している中国の思惑通り?北朝鮮に対する国連の制裁決議が可決された。
しかし中朝国境では今日もなんら変わりなく人が行きかい、経済活動は活発に行われているようだ。
日本独自の制裁案と言っても昨年あたりからすでに日朝間の貿易は激減していて効果は限定的なもの。
制裁する!としても掛け声だけということ。
タカ派と言われたあの安倍総理が就任2週間以内に慌しく中国訪問?その中国を発ったあと、わずか半日後に北の核実験?
抗日戦争に勝利したことが中国現政権の大きな誇り、だから日本の首相の靖国参拝は絶対に認められないという事情がある。
日中関係の改善を図りたい中国に利用されたのか?金正日は自ら9月に中国へ核実験実施を伝えに行ったといわれている。
核実験の実施を知っていたのは最低でも中国とアメリカ、その実験日まで指示できるのは中国で安倍氏に中国行きを促すことが出来るのはアメリカ。
中国を中心に日本と一緒になってアジア地域の安定化を図って欲しいアメリカの思惑。
そんなアメリカの思惑を拒否し続けた小泉前総理。アメリカの従属国で居る方が気が楽ということだろうか?
中国がバックに居る限り北朝鮮は暴発しない、アメリカも攻撃なんてできない。
日本に対する外交カードとして北朝鮮を利用する2大国。
しかし、今もっとも世界が懸念している日本の核開発が現実になろうものなら、だいぶん展開が違ってくる。
そんなことは有り得ないけど、戦後から続いているこの東アジアの不安定感は到底終わりそうもない。
参照:田中宇国際ニュース