12R終了を知らせるゴングが鳴ったあとしばらくして、「勝ったかも」と頭の中をよぎった。
次の瞬間、2対1で亀田興毅の勝ちを叫ぶリングアナウンサーの声が聞こえた。「やった~!!!」「おめでとう!!」
たしかに試合の最初と残り2ラウンドは劣勢だったがそれ以外は亀田が押していた。
運勢とは“勢いを運ぶ”と書くがチャンスをつかんで勢いに乗った亀田に勝利の神様は微笑んだ。
普段から弱音を絶対吐かずに笑顔で強気の発言を繰り返し必ずチャンピオンになる、なれない訳がないと声に出していたことがこういう結果を生んだのだろう。
愚痴、他人の悪口、ネガティブ発言はそれとは全く逆に貧乏神の大好物。それらを声に出していると勢いに乗る以前にチャンスすらやって来ない。
必ず神様は聞いている。ほんとうに多くの成功者が自らの著書に書いているとおりだなと感じた夜だった。
運の強い人のまわりには必ず同じ強運の持ち主が集まる。
試合終了後にリングで亀田を肩車した朝青龍がそれを物語っていた。
同じ関西人としてほんとうにうれしい。
お父さんにチャンピオンベルトを渡した瞬間、テレビの画面がかすんだ。
アメリッツ・ドットコムには“チームマイナス6%”より“亀田三兄弟のウェブサイト”をLINKしたい^^