決して忘れない

パラパラッと降っていた雨も甲山に着くと上がっていた。
 
道路はお盆休みと夏休みで混雑していた。
 
 
「わたしは復活であり、いのちである」そう刻まれた墓標に友人の名も刻まれている。
 
 
 
事故から20年。あの日のことは今でも忘れられない。
 
 
 
 
大学受験で上京した夜、一緒に新宿で遊んだよな。そしてお兄さんのアパートに泊めてもらった。
 
 
事故のあと友人数人で自宅へお邪魔したとき、お茶の用意をしてくれていたお母さんが台所で泣いていた。
 
 
 
いろんなことを思い出しながら、そして考えながら今年も手を合わせた。
 
 

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