五目?

老夫婦は言った。
 
「当時、明舞団地に帰ってきて息子はなんの相談もなく銀行を辞めると言い出しました。私はEコマースやインターネットについて知識がなかったけど、起業することに反対はしなかった」
 
 
「主人と同じで息子の判断に任せました」
 
 
そのとき壇上のスクリーンに映し出された写真は小さなオフィスで5人ぐらいの人間がコンピューターを前に仕事をしている姿だった。
 
 
 
写真は1997年、創設当時の楽天の事務所だった。
 
 
今日、楽天 三木谷社長の講演会を神戸ポートピアホテルで聞いた。
 
 
 
地元神戸ということでご両親も出席されており聴衆者から「エリート銀行員という地位を捨てて起業するとご両親に相談したときの反応はいかがでしたか?」という質問に対し三木谷氏は「今日、本人が来てますので直接聞いてみましょう」と両親にマイクを向けたのだった。
 
 
三木谷氏、ユーモアもあって本当にしゃべりが上手い。さすがオーラも感じた。
 
 
 
現在の楽天の業績などを話し最後は野球とサッカーのことも・・・
 
 
 
印象に残ったのは「インターネットの成長を盲目的に信じて仕事をしてきたことはだれにも負けない」
 
 
 
社名が“楽天”に決まる直前のもうひとつの候補は「五目(ごもく)市場」
 
結局、織田信長の楽市楽座から“楽天”に決まったとのこと。ヤフーやe-bay、ソフトバンクなどちょっと変わった名前がインターネットでは多く、それを日本語っぽくしたらしい。
 
 
 
話的にはだれが聞いても分りやすくオレ的にはあまり感動するという内容ではなかったがやはり時の人、自宅からデジカメを持って行き写真をブログに載せようと思ったが開演直前にプレス以外の写真撮影は禁止ですと諦めさせられた。
 
 
「まあ・・時の人が見れて話が聞けただけでもいいか」と思い会場を出たところで同じ講演会を聴きに来ていた大学時代の野球部のコーチに会った。
 
 
「久しぶりだな!お前今、何やってんだ?」
 
 
「自分で会社やってまして・・・インターネットで自動車部品を売ったりしてます。僕、三木谷さんと同い年なんです」と言った自分自身がなぜか妙~にうさん臭く感じた(笑)

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